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研究プロジェクト

研究プロジェクト

生物多様性・砂漠化対策研究(環境省・環境研究総合推進費)

「北東アジアの乾燥地生態系における生物多様性と遊牧の持続性」

    本研究プロジェクトは、環境省の環境研究総合推進費の支援で、草原の持続的利用を可能にする新しい遊牧生産システムの提言を目的としています。
   研究実施期間は平成23〜25年度で、研究項目及び実施体制は、@乾燥地生態系における植物の生理生態的特性と相互作用、および立地特性の解明(岡山大学)、A乾燥地生態系の水・物質循環とシステムの安定性の解析(東京大学)、B乾燥地生態系の構造と機能および空間分布についての解析(鳥取大学)、C遊牧社会の構造と持続性についての社会・経済・人文学的解析(早稲田大学)となっています。
   松岡俊二は、C遊牧社会の構造と持続性についての社会・経済・人文学的解釈研究を主に行います。
   遊牧社会と草原生態系(森林ステップ、ステップ、ゴビステップに13区分)との相互依存構造として遊牧生産システムを把握し、急激な環境変化においても遊牧生産システムの持続性を担保するkey resource(乾季・干ばつ期にも成長し、最も気象条件の厳しい時期に動物の生存の鍵となる植物資源で、土地荒廃の影響を最も受けやすいもの)群落とは何かを社会科学および人文学の視点から明らかにします。遊牧生産システムにおけるkey resource群落の利用と保全をめぐる伝統的構造(1990年以前の構造)とその変容過程(歴史的過程)、さらには社会的構造や経済的メカニズムについて研究を行います。また、遊牧社会および草原生態系の持続性という観点から、ドナーなどの国際社会の開発援助政策や政府の開発政策や農牧畜政策の評価も行います。

関連情報は、環境研究・技術情報総合サイト環境研究総合推進費サイトをご覧ください。

研究のイメージ




・第1回 現地調査
期間:2011 年8 月4 日(木)〜8 月12 日(金)
場所:マンダルゴビ、モンゴル
モンゴル国出張調査報告書


・第2回 現地調査
期間:2013 年7 月29 日(月)〜8 月2 日(金)
場所:マンダルゴビ、モンゴル
モンゴル国出張調査報告書




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