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研究プロジェクト

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文京区での温暖化防止活動

 このプロジェクトはNPO法人環境ネットワーク文京と財団法人地球・人間環境フォーラムが東京都文京区において、子供達から学校や家庭、地域に温暖化防止活動を広める事を目的に2004年より開始しました。
 主な取り組み内容としては3つあり、1つ目が環境教育の実施と教材やマニュアルの作成です。
 2つ目は子供省エネ診断”文京モデル”です。この取り組みでは事業学区内の家庭や商店を訪問し、各家庭・商店に応じた省エネ行動メニューを作成し、取組を促す「省エネご用聞き」、その取組状況の進捗状況の調査(月1回程度)などを行い、こうした取組のマニュアル化を図ることにより、児童の地域交流を中心とする地域レベルでの省エネ活動の普及を図るという取り組みです。
 3つ目がドイツの2000以上の公立学校で実施されている「フィフティ・フィフティ・プロジェクト」を導入する取り組みです。「フィフティ・フィフティ・プロジェクト」とは生徒、教員、用務員が連帯して設備投資によらない省エネ対策を推進し、浮いた経費(節減された光熱水費)の一部を自治体が学校に還元するという取り組みです。
 松岡研究室は、2007年より本プロジェクトに参加しています。研究室としては、過去3年間、及び今年度の取り組み、3つの取り組みの相乗効果をDAC5項目(目標達成度、効率性、インパクト、持続性、妥当性)を採用し、評価を行いたいと考えています。また他地域の地域からの温暖化対策の先進好事例を調査していきたいと考えています。評価研究と調査研究を踏まえて、今後の文京区における地域からの温暖化対策のあり方を考察し、温暖化対策への地域アプローチにおける文京区モデルを提案していきたいと考えています。


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